会社員の為の仕事役立ち情報マガジンby岳さん

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日本と銃社会 免許制度やハードルの高さ

こんにちは。今回は日本と銃社会についてご紹介したいと思います。

 

<米紙が伝えた「銃のない日本」で起きた暗殺の衝撃>

先日、元首相が西日本で選挙演説中に暗殺された事件に関してとりわけ理解したがいのは、銃が使用されたことだ。銃器の購入・所持に関する最も厳しい法律を持つこの国において、銃犯罪は極めてまれである。

日本ではいかなる形の暴力も珍しいが、銃暴力はほとんど起こらない。2021年全体で銃関連の死亡者はたった1人だ。2017年以降では銃関連の死亡者は14人で、人口1億2500万人の国としては極めて低い数字である。

 

<銃器所持のハードルはとてつもなく高い>

日本の銃刀法では、原則として国内での銃器所持は禁止されている。狩猟に使用される銃は例外だが、免許取得の手続きは時間と費用がかかるため、取得する人はほとんどいない。

銃器を購入するためには、銃の安全講習から始まり、年3回実施される筆記試験に合格するまでの12段階をパスする必要がある。また、銃購入者が心身ともに健康であるという医師の診断書が必要だ。さらに、広範囲の身辺調査と、銃器・弾薬の保管に必要な銃器庫・弾薬庫の警察による検査が行われる。

 

<日本で民間人が所持できる銃>

日本では銃砲刀剣類所持等取締法により、民間人が銃を持つことが厳しく制限されています。しかし、すべての銃が所持禁止になっているわけではありません。例えば、建設作業用の『鋲打ち銃』や、家畜を安全に屠畜するための『屠殺銃』、救命救急用に使用される『信号銃』などの銃は、民間人が所持するのに“正当な理由”があるため、公安委員会の許可を受けることで所持が許されています。  

 

<猟銃・空気銃所持許可制度とは?>

猟銃・空気銃は公安委員会の許可を受ければ民間人でも所持できます。しかし、「所持させてください」「はいはい良いですよ」みたいな簡単な話ではありません。銃は使い方を一歩間違えれば恐ろしい凶器になるため、所持するためには厳しい審査をこえなければなりません。

猟銃・空気銃に限らず、日本における銃全般の所持許可制度には、一銃一許可と事前許可という2つの原則があります。これをわかりやすく理解するために、銃所持許可と自動車免許の違いで解説しましょう。
 まず車の免許の場合は、普通自動車免許を取れば、どんな普通自動車でも自由に運転できます。その車が自分の買ったスポーツカーであっても、友達に借りたコンパクトカーであっても、運転をすることは問題ありません。
しかし銃の所持許可の場合は、銃1丁に付き1人のみしか所持許可を受けられないという、一銃一許可の原則があります。例えば、あなたが”C”という銃の所持許可を受けた場合、銃を撃ったり、持ち運んだりできるのは”C”という銃だけです。これ以外の銃は、例えその銃の持ち主が家族や友人であったとしても、車のように共有して使うことはできません。
 また自動車の場合は、運転免許を取得する前でも車を購入しておくことはできます。しかし銃の場合は、所持許可が下りるまで銃を手元に置いておくことができないという事前許可という原則があります 。つまり「とりあえず銃だけ先に買っておいて、所持許可はいつか取ろう」といったことはできません。

 

<最後に>

いかがでしたでしょうか。

日本に衝撃を与えた今回の銃撃事件。

一人一人が関心を持たないといけない時代が日本にも来たことでしょう