経団連 その働きと特徴や役割について
こんにちは。今回は経団連についてご紹介したいと思います。
<経団連とは>
日本経団連は「日本経済団体連合会」を略した名前で、日本の大きな企業や団体が集まってつくった団体です。日本の経済を元気にすること、
それが日本経団連の一番大きな役割です。
また、その使命は、総合経済団体として、
企業と企業を支える個人や地域の活力を引き出し、
日本経済の自律的な発展と国民生活の向上に寄与することにあります
<主な活動>
経団連では、日本経済が抱える重要課題について企業や団体の意見を取りまとめ、
それを着実に実現できるよう政府や行政に働きかけています。
また、会員企業が社会からの信頼を確保するために企業行動憲章を定め、
遵守を働きかけることもしています。
<経団連になることのメリット>
会員企業の意見が経団連の提言に反映されて政府などに働きかけられるため、
会員企業にとっては、自社あるいは業界のビジネス環境が意向に沿った形で
整備される可能性が高まります。
また、経済や産業などさまざまな分野において、
企業経営に関わる制度改正の動向など最新情報を入手できます。
業種を越えた幅広い人脈を構築できることもメリットです。
<会員になるには>
経団連の会員になるためには、入会資格ががあります。
1.経団連の事業に賛同し、「企業行動憲章」の精神を尊重・実践すること
2.経済事業を営む法人で、事業内容が当会会員として相応しく、社会的に有用な商品サービスを継続的に開発・提供していること
3.純資産額(単体)が1億円以上であること
4.3期以上連続して当期純損失を計上していないこと
5.財務諸表に関する公認会計士等の監査報告書が適正意見であること
6.リスク管理体制・内部統制システムが導入・整備されていること
7.過去3年間において重大な不祥事の発生がないこと
<会費について>
会員になったら年会費を払わなければなりません。
年会費は、事業規模・純資産額等により決定するということになっているので、具体的にはわかりませんが、数十万円から数千万円のようです。
以前、日本貿易振興機構(ジェトロ)が経団連を会費が払えないからと退会した時の報道では、会費が31万円となっていました。
また、経団連が東京電力の財務悪化を考慮して、東京電力の会費を減額するという報道の時には、東京電力が支払っていた年会費は3000万円前後だとみられていました。
<最後に>
いかがでしたでしょうか。
今まで、経済界の代表として大規模な政治献金の斡旋をおこない、
政・官・財の中核に位置してきたのが経団連です。
現在も日本経済界において影響力の大きな組織であることは間違いないでしょう。